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サン・マロ湾の夕日

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モンサンミッシェルの夕刻。
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小さな三脚を、持って行っていたので、一眼にとりつけて、刻一刻と変わっていく夕日を撮ってみる。
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サンマロ湾は、オレンジ色に染まって。又明日と、太陽が言っているような気がした。



その後、ちょっとしたハプニングが。。。
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夕食の時、三脚につけた、カメラを、ウェイターの方が、うっかり倒してしまいました。
後に、レンズフィルターだけの損傷だと、解ったのですが、この時、フィルターが外れず。。。(>_<)
なので、その後、オリンパスペンで、撮ることに。2台持って行って、本当に良かったです。

気を取り直して、モンサンミッシェルのライトアップを撮ろうと、娘と一緒に、3キロの道を歩く。
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夜のモンサンミッシェルの中は、閑散としていて、おどろおどろしい感じがして。なんだか、ゾクっと来たので
帰路につくことに。
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三脚を立てて、ライトアップを数枚撮って、ふり返ると、娘がいない。
「え?なんで、さっき待っててよって、言ったやん!」
あわてて、あたりを見回してみる。でも、どこにも、見当たらない。

さっき、簡単な口喧嘩をしたばっかりだったので、怒って帰ってしまったのか?
心臓が、飛び上がりそうに、ドキドキしていた。子供の名前を大声で叫ぼうかと思ったけど、とにかくホテルに戻ろう。
きっと、「お母さん、いつまで撮ってるのよ。先に帰ってたよ。」と、ふくれてロビーで待っているに
違いない。そう言い聞かして、真っ暗な道を、小さな懐中電灯を、照らしながら帰る。

ホテルのロビーに着く。でも、居ない。あわてて部屋のカギを空ける。でも居ない。私は、三脚とカメラを
ベットに掘り出して、添乗員さんに、その事を伝える。添乗員さんは、私も行きますと、言ってくれて、
二人で、懐中電灯をもって、子供の名前を、叫びながら、走りました(:;)

そうすると、まもなく、娘が闇の中から現れました。
モンサンミッシェルは、ライトアップの時間、全く他の照明が無くなるので、とにかく真っ暗になっちゃうんです。
聞くと、娘は「おかあさん、まだ写真を撮りに行ってるのかと思って、星を見て待ってた。」というのです。
そうだったの~!もう、体が、ヘナヘナと、崩れ落ちました。
でも、良かった、本当に。何も無くて無事で。

それから、絶対に子供から目を離さない。簡単な口げんかもなるべくしないと、心に誓いました。

しかし、昼の顔と夜の顔は、全く違う建物です。なんだか、魔力があるというか…。

フランス革命後の18世紀にはモン・サン・ミッシェルは一時、監獄として使用されていたことがあるみたい。
そのころ、「海のバスティーユ」として人々に恐れられていたという。
監獄としての役目を終えると、再び人々の憧れと崇拝の場所として脚光を浴びるようになり、
1874年から修復が開始されたそうです。
なんだか、ゾクっと来た、一瞬、その頃のモンサンミッシェルの顔を、垣間見たような気がしました。

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by FantasyArt | 2012-03-30 13:27 | フランス


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